とにかく軽い、そして透明。
だけど割れません。
素材は、ポリカーボネートという耐熱強化樹脂(プラスチック)。落としても割れない、持っても熱くない、そして軽い(約150g)急須を作りました。
とにかく軽いので、ご高齢の方も負担を感じることなくお茶を淹れていただけます。また、うっかり落としても割れません。お子様でも心配なくお使いいただけます。
透明なので、茶葉が開く様子がよく見えます。目でも楽しめるだけでなく、淹れるタイミングも逃しません。
急須本来の形状と圧倒的な注ぎやすさ。
現在市販されている樹脂(プラスチック)製の急須は、金型を使った射出成形というプラスチック特有の製造方法のため、注ぎ口がくちばし状になっているものがほとんどです。
「割れない透明急須」は、2つの部品を超音波溶着することで、注ぎ口がじょうろのように伸びている馴染み深い急須の形状を維持しています。
そのため、これまでにない圧倒的な注ぎやすさを実現しました。
さらに注ぎ口の先は、注ぎ垂れ(しりもり)防止形状で、注ぐ動作がゆっくりでもポタポタ垂れることがありません。
また、取っ手は、握りやすいように若干丸みを持たせた六角形形状でしっかりと握れるよう長めに設計しています。
網の目詰まりを防ぎ、二煎目、三煎目も美味しい。
ポイント!
茶葉の片づけが簡単にできるということでカゴ網を好まれる方もいらっしゃいます。しかし、カゴ網では一人分などの少量のお湯の場合、茶葉がしっかりと浸らないことがあります。また、蓋を乗せるフチにカゴ網のフチが乗るため、蓋がぐらいついてしまう急須が多くあります。
「割れない透明急須」は少量のお湯でもしっかりと茶葉が浸るようあえて平網を採用しました。しかし、平網の急須は、網と急須がぴったりと付いてしまっているものが多いため、茶葉で網が目詰まりしてしまう原因にもなっていました。
そこで、網止めのヘソを底面の中央に配置し、本体胴部から注ぎ口へ向かう開口部も従来の急須に比べ大きく広げています。
注ぎ口へ向かう開口部を大きく広げ、大き目の網が斜めに張られることで、急須と網の間に大きな空間が生まれます。
この空間と大きな網でしっかりと茶葉をガードすることで、茶葉による網の目詰まりを防ぎ、また、茶葉とお湯が分離されやすくなるため、残湯が残りづらく、二煎目以降も、茶葉の品質を落とさない美味しいお茶をお楽しみいただけます
「割れない透明急須」で美味しいお茶の淹れ方
<暖かいお茶の淹れ方>
1.お湯を人数分の茶碗に注いでおきます。お湯を適温に冷ますだけでなく、お湯の計量をしながら茶碗を温めることができます。
2.茶葉を急須に入れます。煎茶や深蒸し茶など一般的なお茶の場合は、一人2g(小さじ1杯)が目安です。
3.茶碗に注いだお湯を急須に移します。煎茶や深蒸し茶など一般的なお茶の場合は、80℃くらいが適温です。
4.一般的な煎茶なら約1分、深蒸し茶なら30秒~1分待ちます。茶葉がゆっくり開く様子を楽しみましょう。
5.茶碗に注ぐときは、必ずフタの穴を前面にして、「廻し注ぎ」をしましょう。注ぐ際は、出来る限り急須を立てるようにし、立てては戻しを繰り返すようにします。
お茶が注がれる度、フタの穴から空気が入ります。穴から入った空気がぶくぶくと気泡となり、この気泡が茶葉を回転(攪拌)させ、濃いお茶を淹れることができます。
<冷茶(氷出し茶)の淹れ方>
1.茶葉を急須に入れます。氷出しの場合は、少し多めに入れてください。煎茶や深蒸し茶など一般的なお茶の場合は、一人4gを目安にしてください。
2.氷を急須いっぱいに入れ、3~4時間ほど氷が溶けるのを待ちます。氷だけでじっくりと抽出したお茶は、渋味が少なく、茶葉の甘味と旨味を味わえる格別の一杯が味わえます。
3.氷の上から水を注ぐと比較的早めにお飲みいただけます。氷が溶けて溢れないよう急須の5分目程度を目安にしてください。15~20分ほど待つと、充分にお飲みいただけます。
4.これぐらいの濃さが出れば美味しくお飲みいただけます。
暑い季節には、透明の急須で涼しげに冷茶をお楽しみください。
プロダクトデザイナー
わたくしども株式会社野口徳太郎商店は、明治7年(1874年)に茨城県猿島郡にて初代の野口熊太郎が創業し、代々製茶業を営み、現在で5代目となります。
これまで培ってきた伝統と技を守りつつ、「新しいお茶文化の創造」を理念としています。
これまでは、お茶を製造販売することに全力を傾けていましたが、茶葉の需要が年々少なくなってきており、日本人のお茶離れを痛感していました。何とかしなければと思っているところに、様々な出会いがあり、この「割れない透明急須」の製造に踏み切ることになりました。
「今の時代にも合って、これまでの急須の良さもあって、誰でも使いやすい急須があれば、また日本のお茶文化が復活するかもしれない」
その思い以外ございません。
急須でお茶を淹れるという日本文化を、皆様と一緒に復活できることを心から願っております。
是非一度お使いになってみてください。お茶本来の味・旨味・香り。それをこの「割れない透明急須」で手軽にお楽しみいただけることを心から願っております。
株式会社野口徳太郎商店(野口熊太郎茶園)
<取扱い上の注意>
※こちらの内容は、パッケージ及びリーフレットに記載しております
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火のそばに置かないでください。
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電子レンジ・オーブン等では使用しないでください。
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食器洗浄機を使用する際は、蒸気、熱風の吹き出し口付近に置いたり、上に物を乗せないでください。変形する場合がございます。
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手洗いの際は、振り洗いだけにしてください。タワシやスポンジを使用しますと、本体に傷を付けたり、網が変形する場合がございます。
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漂白剤を使用する際は、薄めにしていただき、よく洗い流してからご使用ください。
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ステンレス製の網を使用しています。急須を洗う際や網を取り外す際には、網の外周部分で指先等を傷つけないよう充分ご注意ください。
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製造上、型の跡や若干のキズや線がある場合がございますが、不良品ではございません。あらかじめご了承ください。
<洗い方・お手入れについて>
※こちらの内容は商品に同梱しております
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タワシやスポンジの使用はお控えください。
タワシやスポンジを使用しますと、本体に傷を付けたり、網が変形する場合がございます。また、洗剤を使用しますと、匂いがお茶の味や香りに影響してしまう可能性があります。
急須は、基本的には茶葉以外に使用したり、直接口に触れるものではないので、毎日、洗剤を使って洗うほど汚れがつくものではございません。水道から水やお湯を強めに出して、ジャバジャバとゆすぐだけで充分です。網に付いた茶葉もしっかりと流してください。 -
よく乾かしてください。
洗った後は、よく乾燥させてください。内部に水が溜まったまま食器棚などにしまってしまうと、雑菌やカビが繁殖する原因となってしまいます。
急須本体とフタは別々にして、本体は裏返して乾かすのがおすすめです。 -
茶葉が取れない時は歯ブラシをご活用ください。
どうしても、茶葉が網に詰まってしまったり、洗い流しても取れない時は、柔らかめの歯ブラシで優しく落とすのがおすすめです。また、市販の急須用ブラシをお使い頂いてもOKです。 -
普段のお手入れで網を取り外す必要はありません。
網は、「茶渋や錆びなどで変色してしまった」「誤って網が変形してしまった」「目詰まりがひどくなってきた」などの理由で取り替えたい場合を除き、日常のお手入れでは取り外す必要はございません。
丁寧なお手入れとしては、半年~1年に1回を目安に交換していただければ申し分ございません。
※取替用の網も販売しております。(取替方法付き)
どうしても外して洗いたい場合は、網の中央部分を軽く押しながら網止めの突起の方から優しく外してください。外した網を再度取り付ける場合は、外したまま変形させないようにしてください。
こちらの動画を参考にしてください
<網の外し方> <外した網の取り付け方>
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茶渋が目立ってきた場合は、漂白剤や重曹をご使用ください。
漂白剤を使用する際は、通常のご使用量より薄めにして30分程度つけ置きし、水やお湯でよく洗い流し、匂いが付いていないかご確認の上、ご使用ください。 -
食器洗浄機のご使用も可能です。
「割れない透明急須」は、食器洗浄機のご使用も可能ですが、他の洗い物と一緒になり、洗剤も入るため、あまりおすすめはいたしません。食器洗浄機をご使用する際は、網は付けたままで問題ございませんが、蒸気、熱風の吹き出し口付近に置いたり、上に物を乗せないでください。急須本体や網が変形する場合がございます。
新品網への張り替え方法の動画はこちら
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